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みんなのうた

「たまにはいいか」
 
お〜す、ひさしぶり〜
 
最近さ〜
ロックを聴くのが疲れるよ
ああ、いや別に音楽の話じゃないよ
 
仕事だって
あんまし走り回りたくもないし
 
プライベートでは
めんどくさそうな電話なんか一切受けたくないしさ
 
なんなんだろ、この・・・虚脱感?
意味あってんのか、この言葉・・・
まぁいいや
 
それにしても
このまんまじゃあ
だめなんだろうなあ、きっと
とかって危機感覚えてること自体
おれってまじめすぎるし
あ〜あ、やだやだ
 
でも
たまには聞いてもいいのかな
静かな歌も
 
あ、音楽の話じゃなかったな
 
うん、それじゃあまたな〜
 
 
2005.07.23 Sat.
「工業地帯」
 
広大な敷地は
デザイン性とは無縁の
感傷の許さない機能の世界
 
本来結ばれるはずの無い
金属と人とを融合した
冷たい工場が
地平の果てまで続く
 
無機質に
立ち並ぶ煙突からは
人の迷いにも似た
白煙が
後から後から生まれては
空をうっすらと汚していく
 
不定期的に
鉄を切り裂く
不協和音が
体を揺らすボリュームで鳴り響いた
 
だが
作り出されたものは
陽光を反射する
スタイリッシュなボディ
生の躍動にも似た
音速で滑空する能力
人の未来を切り開く知恵の結晶
 
そう
広大な敷地は
デザイン性とは無縁の
美しい機能の世界
 
本来結ばれるはずの無い
金属と人とを融合した
精密な工場が
地平の果てまで実現している
 
呼吸するように
立ち並ぶ煙突からは
人の理想にも似た
白煙が
後から後から生まれては
空に夢を描いていく
 
不定期的に
鉄を切り裂く
科学の詩が
心震えるボリュームで鳴り響いた
 
そして
作り出されたものは
陽光を反射する
スタイリッシュなボディ
生の躍動にも似た
音速で滑空する能力
知恵の結晶が
人の未来を切り開いていく
 
 
2005.07.23 Sat.
「いままで、そしてこれから」
 
 
どれくらいのときが経ったかな
気づいたら、もうずっといっしょにいるね
きっかけは何かなんて忘れたよ
でも今だから分かることがある
いつも君に癒されていたんだね
いつも心の隣にいてくれたんだね
なんとなくじゃなく
いままでの延長じゃなく
大切にするよ
これからもずっと、いままで以上に
 
 
2005.07.23 Sat.
「静止したはずの時の中で」
 
壊れたままの時計の針
静止したはずの時の中で
君は離れもしないでずっとそばにいてくれた
 
なのにいつからだろうか
それでも時は流れていると知るようになったのは
 
そしていつからだろうか
時に流されているのは心だと解るようになったのは
 
なによりいつからだろうか
時の流れのうたかたにあきらめを感じるようになったのは
 
壊れたままの時計の針
静止したはずの時の中で
君は離れもしないでずっとそばにいてくれた
 
壊れたままの時計の針
静止したはずの時の中で
僕は振り返りもしないで君のそばを離れていった
 
 
2005.07.23 Sat.
「灼熱の生命」
 
数千のプロミネンスが
 
火炎の龍のごとく巣食う星
 
そこで物質は形を変えて
 
不安定に分裂と結合を繰り返す
 
高濃度の放射線が降らせた灰の上に
 
意味を持たない配列の塩基があった
 
それは熱風の中に運ばれた
 
ある種の構造との交換を果たす
 
奇跡的な偶然だったがその結果
 
同種の配列をプロダクト&リリースする機能を持つ
 
二次関数的に増殖した微細な構造は
 
ある姿を模していった
 
左右非対称のいびつな形状は
 
大きな片方の翼だけを羽ばたかせる
 
折りしも一際大きな爆炎が上ったとき
 
それは瞬間的に加速して光速で飛び立った
 
数億年の後・・・
 
赤光は真っ直ぐに青き星に降り立った
 
 
2005.07.23 Sat.
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